いま注目のNFT関連企業4選 上場しているのか?未来のGAFAM候補


こんにちは!なっしー( @megane_toushi )です。
この記事ではNFT関連銘柄の上場有無をチェックした結果をご紹介しています。
NFTがいたるところで話題になっており、ブロックチェーンゲームの勢いも合わさり今後さらに発展していこうとしていますね。
よく目にするNFT関連企業は十数年後にはきっとGAFAMクラスの時価総額になるであろうと思っています。
すでに様々な企業が拡大中ですが、中でも次世代プラットフォーマーになるかもしれない、未上場の要チェック企業を4つご紹介します!
目次
NFTとは?
NFT関連の注目企業をご紹介する前にNFTとはなんぞ?という方に向けて解説します。
NFTはNon Fungible Token(ノンファンジブル・トークン)の略で代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンという意味です。
スマートコントラクト機能をもつイーサリアムで取引されており、下記で説明するOpenSeaのようなマーケットプレイスで売買が可能になっています。
ブロックチェーンの機能を使い、デジタルデータを所有していることが証明できるようになるというまさに革命的な仕組み。
今はアートに注目が集まっていますが基本的にあらゆるデジタルデータが所有を証明でき、コンピュータやインターネットの登場に匹敵する技術だと言われています。
注目のNFT関連銘柄4選
銘柄と言っておいて未上場ですが上場し時間が経てばGAFAMなみの企業規模になることがかなり期待できます。
すでにユニコーン企業となっていますが将来に備えていまのうちからチェックしておきましょう!
OpenSea(オープンシー)
執筆時点で世界最大のNFTマーケットプレイスです。
世界最強と言われるベンチャーキャピタル、アンドリーセン・ホロウィッツ主導で資金調達が行われており、2021年7月には未上場で時価総額10億ドル超えのユニコーン企業となりました。
ニューヨーク拠点の企業でサイトは英語ですがSNSではほとんどの人がOpenSeaを使っているようで、日本でもすでにかなりのシェアを占めていることがわかります。
このままいけば「NFTといえばOpenSea」という構図がさらに広がり強固になっていくでしょう。
「通販=アマゾン」となろうとしていた頃と同じです。
日本に目を向けると仮想通貨取引大手のコインチェックが「Coincheck NFT」をB版としてサービススタートさせています。
通販でいうと楽天市場ができたようなイメージですね。
大手以外でも、「XYZA」のような東京発のアートに特化したNFTマーケットプレイスがローンチされるなど通販黎明期のような感じです。
いまのうちに小規模でもマーケットプレイスを立ち上げておけば、10年後には楽天やZOZOのような大企業にすることも夢ではないかもしれませんね。
Alchemy(アルケミー)
ブロックチェーン開発ツールを提供しているAlchemy(アルケミー)。
アマゾンAWSのブロックチェーン版と呼ばれているプラットフォーマーです。
2021年10月28日にAlchemyもアンドリーセン・ホロウィッツ主導で280億円の資金を調達し、評価額が約4000億円のユニコーン企業となっています。
Alchemyの顧客にはイーサリアムのブロックチェーン上で最初のNFTを開発したCryptoPunksや、上記で紹介したOpenSeaです。
NFTやOpenSeaが拡大するのと比例してAlchemyも開発プラットフォーマーとして急成長しています。
AlchemyはAWSがインターネット業界にもたらしたものをブロックチェーン業界にもたらすことを目標とする企業です。
AWSはすでに日本企業では太刀打ちできないレベルの規模となっており唯一対抗できているのはマイクロソフトくらいでしょうか。
Alchemyはそれくらいの企業規模になるポテンシャルがあるということです!
ConsenSys(コンセンシス)
イーサリアム関連技術開発企業のConsenSys(コンセンシス)。
イーサリアムの共同設立者であるジョセフ・ルービンがニューヨークで立ち上げた会社です。
スマートコントラクト機能をもつイーサリアムはNFT売買でもっとも使われている暗号資産(仮想通貨)です。
この暗号資産を利用するために使われているウォレットであるMetaMaskもこの企業が開発しています。
ウォレットというのは暗号資産をネット上で使うためのお財布のことです。
MetaMaskと呼ばれるウォレットは2021年8月時点で月間アクティブユーザーが1,000万人を超えており、2020年7月と比較して約19倍にも達しています。
来年以降、NFTが一般的になると更に拡大していくでしょう。
OpenSeaでも連携するウォレットの一番上に表示され、日本で展開されているブロックチェーンゲームでもだいたいMetaMaskと連携される仕様になっています。
NFT、ブロックチェーンゲームの拡大と比例して企業規模も拡大していくと期待できます。
SigmaLedger(シグマレッジャー)
まだまだ日本での情報が少ないですが、ブロックチェーン技術を使ったクーポンの不正使用を防止する仕組みを提供する企業です。
2021年11月3日にシグマレッジャーが提供するクーポン不正対策ソリューションである「CuBE」がP&Gと薬局チェーンのヲルグリーンで採用されました。
アメリカではすでに10,000以上の店舗で採用されておりPOS上でも不正使用をリアルタイムに阻止できます。
導入後は90%の不正使用を防止できているという実績もあるため近いうちに日本へ展開されることが予想できます。
このようにブロックチェーンの技術は暗号資産やNFTだけではない領域に広がってきているということがよく分かる企業です。
この企業はクーポンの不正使用防止で先行者利益を獲得し、他の企業よりも早く別のソリューションを展開するかもしれません。
今後の動向は要チェックでしょう。
まとめ
以上、わたしの独断で要チェックの企業を紹介しました。
2021年になってからNFT関連は激しい動きが続いています。
日々いろいろなマーケットプレイスがローンチされ、大企業が参入を表明し、関連銘柄が値上がりする、というような活況ある状況。
すでにOpenSeaでのNFT売買はバブルを超えていったん落ち着いてきているように見えます。
ツイッターでは「#Giveaway」でアーティスト自らがNFTを配るというような状態で、NFTを販売すれば売れる、という現象はほぼなくなったようです。
それでも動きは激しいため次に来るサービスは何か?ということについてはアンテナを張っておきたいと思う日々です。
また気になる企業があれば随時ご紹介していきます!
以上、NFT関連銘柄のご紹介でした。
参考サイト
美術手帖 東京発の新NFTマーケットプレイス「XYZA」がローンチ。作家主導のエキシビジョン形式で作品をリリース 2021.11.4
BRIDGE 創業わずか4年で15億ドル評価のユニコーン入りーーWeb3.0を実現するNFTマーケット「OpenSea」とは? 2021.07.22
あたらしい経済 ブロックチェーン開発ツールAlchemy、a16zらから約280億円調達 2021.10.29
あたらしい経済 メタマスク、月間アクティブユーザーが1,000万人超に 2021.09.01
あたらしい経済 P&Gとウォルグリーン、クーポン不正利用対策のためブロックチェーンソリューション採用へ 2021.11.04
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