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ざっくりわかる「決算書」分析の書評・レビュー 決算書から企業分析を学ぶ初心者向け

こんにちは!なっしー( @megane_toushi )です。

資産形成を目的に、日本株、米国株など様々な金融商品への投資にチャレンジしています。学んだことや成果をブログにアウトプットして充分な利益が出せるよう日々勉強中です!

保有銘柄の決算書を読み解くため、「決算書分析」関連書籍を読み進めており、本書『ざっくりわかる「決算書」分析』は2冊目です。

もう1冊は「ここがツボ!3つの数字だけでわかる決算書の読み方」を読んでおり、2冊を使って今後の分析のベースにしようと考えました。

結果、本書よりここがツボ!の方がわかりやすく初心者にも最適な内容でした。本書も基本は説明されているのですが数式や具体例が乏しく、ド素人のわたし目線ではここがツボ!の方が良いです。

『ざっくりわかる「決算書」分析』 は本のタイトル通り「ざっくり全体的な見方がわかれば良い」という表面知識だけとりあえず頭に入れたい、という人に取っては最適だと思いますが、具体的に決算書を見て分析してみようと考えているなら「ここがツボ」をおすすめします。

比較した結果、評価は低めですが複数の意見は大事ですよね。あと、わたしはそもそも業界違いのド素人なので基本を学ぶのは大事と心得てどんな本でもしっかり読み込んでいます。本書からも、2点ほど決算書分析に使える項目を学習できました。

支払利息の負担度合いをチェックする

好調な会社でも銀行との付き合いなどから借入金はあったりします。無借金経営だと確かに安全だなーと思いますが、多くない借入金は大きい問題にはならないわけです。

その借入金に対する支払利息が売上の何%を占めているのかを比率で把握すれば安全性を測れます。

以下計算式です。

支払利息 / 売上高 ✕ 100%

著者の石島洋一先生によると、これが1%を超えると危険なのだとか。

わたしの保有銘柄で直近決算発表を行い、内容を確認していた「東京通信(7359)」でチェックしてみました。
情報元:2021年12月期 第2四半期決算短信[日本基準](連結)

第2四半期連結累計の売上高が2,351,486(千円)、支払利息が5,393(千円)で0.2%でした。長期借入金が増えていたので気になっていたのですが問題ないようです。

ただ、「借入手数料」という項目があり、こちらは60,302(千円)となっています。この手数料は計算に含めなくてよいのでしょうか・・・。手数料も利息のようなものではないのでしょうか。どなたか賢い方教えて。

流動比率で支払い能力をチェックする

東京通信が借入金が多い関係で負債関連の比率に敏感です(笑)。支払い能力を示す指標に『流動比率』というものがあります。

以下計算式です。

流動資産 / 流動負債 ✕ 100%

流動資産は1年以内に現金化できるもの、流動負債は1年以内に支払うもの、です。こういった基本の説明は本書にもしっかり盛り込まれています。

著者の石島洋一先生によると、理想は200%、平均は120~140%100%未満は要注意となります。

さて、東京通信は・・・。

流動資産が1,566,310(千円)、流動負債が767,981(千円)で203%。理想でした。まずもって問題ないようです。ではなぜ株価下落している!と言いたい。

永久保存版のチェック項目まとめ

本書からピックアップした指標は以上の2点ですが、「ここがツボ!3つの数字だけでわかる決算書の読み方」でピックアップした指標と「会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方」で紹介されている4つのポイントをすべて足すと以下のようになります。

10倍株100倍株の探し方より

  • 増収率20%以上4年続けている(売上高が2倍)
  • 営業利益率が10%以上
  • オーナー企業で筆頭株主
  • 上場5年以内

ここがツボ!より

  • 利益剰余金の蓄積率:60%以上
  • 持続可能利益:10%以上
  • 持続可能利益(キャッシュフロー):10%以上
  • 自己資本比率:30%以上
  • 固定比率:100%以下
  • 負債比率:100%以下

本書より

  • 支払利息負担割合:1%以下
  • 流動比率:120%以上

以上です。多いですね・・・。すべての条件にマッチする銘柄なんて無さそうですが。あれば確実に「買い」、迷わず「買い」です。

10倍株100倍株の条件は、2年程度であれば実は結構な企業が該当します。で、そこから本当に10倍、100倍になるかどうかはおそらくそれ以外の項目を比較する必要があるんだろうなと、国内個別株で含み損状態のわたしが反省しているポイントです。

ので、今後投資対象銘柄を決める際は「10倍株100倍株」の4項目を最優先としつつ、必ず決算書に目を通して他の項目もチェックするようにしようと決意しました。(きっと当たり前なのでしょうね・・・。日々勉強です)

取り急ぎは現在保有している銘柄が決算発表するタイミングでチェックしていき、危険な兆候がわかれば迷わず手放してより条件に合致する銘柄に振り分けていこうと思います。

この記事はわたし的には永久保存版!です。あとは結果が伴えば!そこだけですね。