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SDGsを考える 歴史・環境・経営の視点からみた持続可能な社会 書評・レビュー

こんにちは!なっしー( @megane_toushi )です。日本株、米国株への短中長期投資にチャレンジ中です。学んだことや成果をブログにアウトプットしています!

AIと同じく『SDGs』も四季報のコメント欄に散見されるため、テレビのニュースでさらっと聞いたことがある、以上に理解しておいた方が良いと考えて以下の本を読みましたので感想・レビューです!

ちょっと取っ掛かりにしては難しい本をチョイスしてしまいました。途中数式が出てくるあたりで挫折してそういう部分は読み飛ばし、知りたい情報の部分だけをピックアップして読みましたので予めご了承ください!

章でいうと、00、01、02、05、09、10、11を読んでいます。

SDGsとは?

そもそも何の略語か知ってましたか?英語で、Sustainable Development Goals 略して『SDGs』です。最後の複数形の s は日本人馴染みないからやめて~。と言いたいですが、国連で決められたことなのでどうしようもありません。

日本語訳は『持続可能な開発目標』。こっちの方が聞き馴染みがありますね。半年ほど前でしょうか。わたしの関わる仕事でも『サスティナブル』や『エシカル』、『ドネーション』という聞き慣れない言葉が使われだしました。

わたしの元までやってきたということはもう相当日本にも浸透しているということで、これはいよいよ少しは説明出来るようになっている必要があるなというのが読書の動機です。(遅いくらいですね)

『持続可能な開発目標』は全部で17あります。細かい説明は省きますが、「何が何でも自然環境を大切にしよう!」とかいう現実的ではない目標ではなく、大きい目標が17あり、それぞれに対する細分化した目標として169の「ターゲット」があります。(参照:https://imacocollabo.or.jp/about-sdgs/17goals/

目標と理想を期日を決めて掲げてる、という感じです。具体的になにをいつまでにどうするのか、までは記載されていません。

だいたいこの手のプロジェクトはWBSかマイルストーンを作成して、目標までになにをいつまで、ということをタスクにして決めますがそれがない。進むのか?と疑問がわきました。わたしが無知なだけでしょうか。

MDGsがあった

SDGsの前に『MDGs』という言葉があったのをご存知でしょうか?わたしはこの本で初めて知りました。Millenium Development Goals の略で『MDGs』です。

ミレニアム、つまり2000年~2015年に向けての開発目標として掲げられていたそうです。なぜSDGsのように大々的に取り扱われなかったのか?

どうやら決め方に問題があったようです。MDGsは先進国と一部の国連職員によってまとめられたもので、途上国が加わっておらず不満があがっていたようです。

先進国だけでルールを決めて、「はい、国連加盟国は守りましょうねー」と言っても嫌な気分になるだけですよね。それまで先進国がめちゃくちゃな開発を行ってきたがためにこの議論が必要になっていて、これから発展しようとしている途上国も過去の先進国と同様にガンガン開発したいはずです。

一方的だと反発されますが、一緒に決めたSDGsは受け入れる、ということなのでしょうか?このあたりMDGsとSDGsで浸透度合いが大きく違う理由が本書だとイマイチ掴めませんでした。国際政治関係だからでしょうか。

もしくはSDGsを声高に叫んでいるのはまたしても先進国だけなのでしょうか。

FCVは普及するのか

本書では水素による発電で持続可能な循環社会の例を説明されており、FCVが取り上げられます。水素を充填して酸素と反応させ電気を作り出して車を走らせ、排出されるのは水だけ。しかも水素はいろいろなものから取り出せると。

まさに夢の仕組み。なのにFCVに注力しているのはトヨタだけに見えてしまう。中国のバスがFCVになったとかそういう話題も聞きますが、圧倒的にEVの方が話題になっています。

なぜか?水素を充填するための水素ステーション建設がボトルネックになっているからです。本書でも水素ステーションの拡大が普及の鍵というように記載されています。

ですが、以下の記事にもある通り、土地所有者が進んで水素ステーションを建設することは、よっぽど環境意識が高い人ではないと無さそうです。

■ホンダの「電動化」とトヨタ「水素エンジン」の行方
https://toyokeizai.net/articles/-/434883?page=5

水素は充満すると爆発しやすく十分な換気が重要なため、青天井にしておく必要があり、上部に建物を建てることができないということです。ガソリンスタンドでも建物建ってるのあまり見ない気もしますが、より規制が厳しいのかもしれません。

仮に自治体や国が水素ステーション建設に補助金を出して利益を出しやすくしたとしても、それは日本に限った話なので、他の先進国や途上国にも水素ステーションが無いと日本だけせっせとFCV使ってどこにも輸出できない、需要ない、では厳しいでしょう。

希望があるとすれば下記記事にある通りアメリカが水素の価格を1キロ1ドルにしようとしているところです。
https://jp.reuters.com/article/usa-hydrogen-climate-idJPKCN2DK08Y

以下トヨタのサイトによると、FCVの『ミライ』は5.6キロ入れられて750kmから850km走れるようです。
https://toyota.jp/mirai/station/faq/index.html

現在水素の価格は1キロあたり1,100円(税別)なので、約6,000円。これが600円程度になるということです。これはすごい。600円で800キロも走る。だったらFCVを買う!という選択肢が一般的になってもおかしくないかもしれません。

ただし、EVも高速充電で数分で充電が完了するとか、バッテリーの性能改善で走行距離が1,000キロを超えるとか技術革新の方が現実的な気がします。とにかくインフラ自体はすでに送電線や電信柱があって行き届いているわけですからね。

どんなにど田舎に行っても、ポツンと一軒家で見るような家でも電気はある。しかもソーラー発電もできる。どう考えてもEVでしょうと素人目には思ってしまいます。なのでわたしはアメリカのEV関連株に注目しています。