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ESG投資ってなに?個人投資家はサスティナブルな社会の実現に貢献できる?

こんにちは!なっしー( @megane_toushi )です。

2020年に子どもが生まれてから、日本や世界の未来について多少ですが昔よりも考えることが増えました。

子どもに資産を残してあげたいからお金を増やすというのは一番手っ取り早い形ですが、地球全体で見たときに、わたしのような田舎に住むフリーランスのおっさんでもなにかできることはないのかな?とぼんやり考えてます。

そんなとき【データでわかる 2030年 地球のすがた】という本を読み、今後のメガトレンドとして【気候変動】をいかに防ぐかということが、企業活動や経営、投資家にも求められている姿勢だということがわかり、ESG投資という言葉を知るきっかけにもなりましたので本書の一部を紹介させていただきます。

ESG投資とは?

環境(E)社会(S)コーポレート・ガバナンス(G)の略で、投資対象企業の将来性を分析する際に、財務にプラスしてこの3つに着目する投資方法をいいます。

あなたもSDGsやサスティナブルという言葉を聞いたことがあると思います。もし聞いたことがない!ということであれば、わたしが以前勉強がてら読了した以下の書籍が非常に読みやすく理解しやすいのでオススメです。

なぜESG投資が注目されているかというと、ESGでSDGsに配慮した取り組みがされているかどうか、ということがグローバル企業にとって避けて通れないテーマ、無視できない規模になってきているためです。

SDGsに向けた対応が遅れると、例えトヨタのようなグローバルで世界トップ企業であっても競争力を失う可能性があります。

逆に言えば、ESGにSDGsと関連した取り組みがしっかり盛り込まれていると投資が集まりやすく、将来性もあると判断され、競争力を失う可能性が低いと考えられます。

そのためESG投資が注目を集めています。

気候変動は待ったなし

SDGsに関連したテーマで中でも注目度が高いのが【気候変動】です。

日本では「数十年に一度の災害」が毎年発生していますし、海外でも異常な豪雨、熱波、乾燥による森林火災、海面上昇など環境の変化が深刻化しています。

異常気象は、いわゆる地球温暖化が原因で、地球温暖化の原因は二酸化炭素です。

2021年のノーベル物理学賞を受賞した真鍋淑郎さんの研究で、あらためて認識させられましたね。二酸化炭素の温暖化影響を予測し、賞を受賞したわけです。

原因が二酸化炭素だということは、IPCCという831人の世界中の科学者が関わっている世界でもっとも信頼性の高い報告書でも二酸化炭素が原因の可能性が95%となっています。

そこで、2015年に190ヶ国以上の政府が合意したパリ協定で、気温上昇を産業革命前から1.5度以内に抑えようと決めて、各国が二酸化炭素の排出抑制目標を掲げています。

アメリカのトランプ前大統領が地球温暖化はフェイクだといってパリ協定から離脱していましたが、バイデン大統領になってすぐ復帰、ようやくアメリカをしっかり巻き込んだ展開になったという状態です。

2050年に気温上昇を1.5度に抑えるためには、現在年間400億トン排出している二酸化炭素をゼロにする必要があります。

が、各国政府が提出した目標を合計しても3.2度上昇してしまう状況です。待ったなしなのに各国政府は動きが鈍いです。

投資家や企業側が動き出す

動きの鈍い政府に対して、投資家や企業側は動きが早いです。

2020年2月に、機関投資家631団体が当時の安倍首相に対して2030年までの削減目標の引き上げ、2050年には二酸化炭素の排出をゼロにするよう求める共同声明を発表しています。この631団体の運用資産は何と総額4000兆円!

日本が積極的に排出ゼロに向けて取り組んでいかないと、海外からの投資も減るという危険があります。いま日本の株を売買しているのは6割~7割が外国人投資家といわれています。総額4000兆円の機関投資家の意見を無視するのは多大なリスクです。

また、世界銀行は石油やガスの資源開発には融資しない方針で、海外の大手銀行、機関投資家も化石燃料プロジェクトへの投融資を控える動きがあります。

企業の間でも、利用している電力を再生可能エネルギーに変えようとする動きがあります。

「RE100」という団体で、英語のRenewable Energy(リニューアブル エナジー)のRとEを取って「RE」、100は100%をあらわし、使うエネルギーを100%再生可能エネルギーにしようという趣旨です。

環境省のホームページによると、2018年6月に公的機関として世界で初めてアンバサダーとして参画したとあるので日本も手をこまねいているわけではないようです。
参照:環境省RE100の取組

株式会社メンバーズのサイトに掲載されている情報では、2021年10月5日時点で日本企業の参加は62社、国別では米国に次ぐ世界2位の社数だということです。
参照:RE100 日本企業最新リスト 62 社 [2021.10.5改]・脱炭素社会への期待

投資先としてどう考えるか?

ここからはわたしの私見ですが、投資先として企業を選ぶ場合、ESGの考え方は必ず取り入れるべき要素のように思います。

最近ではSDGsの取り組みをプロモーション的に使う会社がまだまだ目立ちますが、RE100では100%再生可能エネルギーを使う時期が載せられており、企業活動にどれだけ本気で組み込んでいくかが重要になりつつあります。

2021年の時点でこういう状況なのですから、2030年にはもっと強く求められているでしょう。

その時、目標を掲げ真剣に取り組んでいた企業とそうでない企業が淘汰されるはずです。とくに大企業ではグローバルな監視の目があるため、経営者の方針が二酸化炭素の排出ゼロの考えと離れていたり、時代の流れにそぐわない形では業績も株価も伸び悩むと考えられます。

いまのうちに、再生可能エネルギー関連銘柄に投資を開始しておくようにしたり、ESG投資を意識して銘柄を決めるなど、個人投資家でもできることはあるようです。

個人投資家でも地球の未来に対してできることはある。そう思って日々投資活動をしていきましょう!