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マッコウクジラの実寸模型が見たい!<探検!巨大ミュージアムの舞台裏>感想

こんにちは!なっしー( @megane_toushi )です。

世間の情報を入手するのにNHKの特集番組を良く見ています。NHKBSで放送された<探検!巨大ミュージアムの舞台裏>を視聴したので感想です。

結論、お金を出してまで視聴してよかったです。良質な内容で、国立科学博物館へ行きたくなりましたし、支援もしたくなりました。

<探検!巨大ミュージアムの舞台裏 ~国立科学博物館~>はNHKオンデマンドで視聴可能です。
NHKオンデマンド:https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2021112945SA000/

この番組はこんな人におすすめです!

  • 博物館に行くのが好きな人
  • 国立科学博物館は遠くてすぐ行けないけど見てみたい人
  • いろいろな研究分野の最新情報に興味がある人

マッコウクジラの全身骨格標本

コレを見たくてこの番組を視聴したようなものです。

実物と同じ15mの全身骨格標本が地球館の1階に飾られています。これは現在も展示中のようですのでぜひ見に行きたい!
国立科学博物館 地球館1階の展示:https://www.kahaku.go.jp/news/2021/global1F_open/

15mというと5階建てのビルに相当します。どんなけ?これを見るためだけに国立科学博物館へ行きたいくらいですよ。

しかも本物の骨を使っているのだとか。おかげで4.5mもある頭骨は重さなんと800キロ。そんな重さでよく泳げますね。

研究者の田島さんの熱意はすごく、皮膚についてもダイオウイカを捕食するときにつく傷など細かいところまで再現されているそうです。

クジラのような大型生物の骨はどうやって見つけるの?って思いますよね。「ストランディング」という海岸に死体が打ち上げられる現象で確保するのだそうです。ニュースでもたまにみますね。

ゲームの「デス・ストランディング」はここから来ている言葉だということを知りましたが、ストランディングで浜に打ち上げられたクジラはできる限りサンプルを採集した後一旦土に埋めるのだそうです。

埋めることで自然に骨以外が分解されるわけですね。展示されている骨格標本は実に4年も土に埋めていたのだとか。

しかもそれだけではなくその骨もお湯で煮て、表面の作成に1年かけ、頭の中身の再現や胴体の作成等々含め、完成までに12年の歳月を要したとか。超大作やないですか。

骨まで見ることができるので、哺乳類の痕跡もわかります。ヒレが5本指だったり、骨盤の名残があったりと全身骨格標本ならではの楽しみ方ができるようです。

胃の中にプラスチックごみが大量に入っている、というのは昨今のプラスチックごみ問題を象徴しています。マッコウクジラだけではなく様々な生みの生き物がプラスチックに苦しめられているのでしょうね。

やがて人間に害が及ぶのも近いのでしょう。その前にSDGsで食い止めましょう。

ティラノサウルスの姿勢

ティラノサウルスの姿勢
画像はイメージです

ティラノサウルスの展示と言えば、ジュラシックパークなどで見たことのある尻尾から頭が水平になって猛々しく立ってる姿ですよね?

国立科学博物館では「しゃがんだ」状態で展示しているティラノサウルスがあります。

なぜしゃがんでいるのか?実は立ち姿の研究は盛んに行われているそうなのですが、どうやって座ったり立ったりしていたのか?についてはあまり研究がされてこなかったそうです。

そこで、最新の研究結果として、恥骨を使ってしゃがんでいたのではないか?という仮設があり、その最新の仮設を紹介するためにしゃがんだ体制で展示されているのです。

大昔のようにゴジラ型の立ち方だと首の骨が脱臼するのだとか(笑)。また新しい研究結果が発表されるとポーズも変わっていくのかもしれませんね。

そう言えば昔は恐竜といえばゴツゴツした皮膚で再現されていましたが、最近は羽毛をつけるのが当たり前になっていますね。ジュラシックパークもリマスターした方が良いのではないでしょうか?

古生物の進化

古生物の進化
画像はイメージです

古生物、というのは恐竜絶滅後に誕生した生物を指します。

「パキケトゥス」という犬のような動物の骨が番組で紹介されていたのですが、これが何と「クジラ」の祖先だというのです。進化っていうのはすごいことをしますね~。ポケモンでも想像できませんよ。前後のつながりが無さすぎます。

この「パキケトゥス」は5,000万年前の生き物で、その1,000万年後に「バシロサウルス」という名前のクジラのような龍のような生き物に進化します。その間1,000万年長いのか短いのか。

1,000万年でこれだけ形態が変わるのに恐竜は数億年経っても形態がほとんど変わっていない不思議。哺乳類の方が進化に向いているのでしょうか?向いてる向いてないなんてあるのでしょうか。わかりません。

人間の遠い祖先はネズミだったわけですから進化ってすごいと改めて気付かされますね。

日本に落ちて回収できた隕石の数

日本国内に落ちて回収された隕石の数
画像はイメージです

日本国内に落ちて回収された隕石の数をご存知でしょうか?数百?数千?結構多いイメージがありますよね?

実際は放送時点で53例しかないそうです。想像してたより全然少ない!

そのうちの半分が国立科学博物館に所蔵されているそうです。昔探偵ナイトスクープで隕石を探しているおじいさんがいましたがなかなか見つけられるものではないということです。

研究者の方も、大学院から30年研究し続けてやっと1つ自分で採取することができたのだとか。

それも、2020年7月に習志野に落下した習志野隕石の情報があったためです。偶然見つけるなんて奇跡中の奇跡ですね。

まして一般人が隕石を見たとしてもそれが隕石であることを認識できません。研究者の方はひと目で特徴を捉えて隕石だと判断できるそうですが。

人類は数万年前から変わらず思いやりがある

人類は数万年前から変わらず思いやりがある
画像はイメージです

国立科学博物館には人体の標本が1万体もあります。

1万体もありますが、それぞれに個性があり、多様さ、面白さを読み解くのが醍醐味だと研究者は言います。

江戸時代、試し切りされた人骨が紹介されるのですが、試し切りされた遺体は本来お墓などで弔われず、刑場にそのまま放置されるそうです。

にもかかわらず、この遺体はお墓に埋葬されていたのだとか。遺族が頼めば遺体を返してもらうことができたそうで、この試し切りされた人も遺族が返してほしいと頼んだであろうことが想像できるわけです。

骨からストーリーが見えてくる。確かに面白そうですね。

ロシアで発見された10代と思われる子供2人が埋葬された34,000年前のお墓では、象牙で作られた大量のピーズが一緒に埋葬されていたそうです。1人で5,000個もあり、1個作るのに1時間かかる、もちろん手作業です。

2人で1万時間!1日8時間作業し続けたとして1250日、3年半かかります。1人で作ったのではないでしょうが、途方も無い労働力を掛けたことはわかります。

そんな労働力を使って作ったビーズをお墓に入れてしまうほど、弔う気持ちが強いというわけですね。34,000年前の人達の考えや心がわかるような気がする。確かに楽しそうです。

あとがき

上野にある国立科学博物館はこのように展示物一つ一つに研究者の熱い思いがあります。日本館と地球館に分かれておりそれぞれに研究者の熱い思いがこもった展示がされているというわけです。

説明を聞きながら映像を見れたというテレビ的な利点もありますが、非常に良質なコンテンツでした。

あと、ナビゲーターで俳優の滝藤賢一さんが台本なのかアドリブなのかトンチンカンなコメントをしていて妙に面白いです。

わたしは2019年に東京から地方に引っ越してしまったので残念ですがこの放送で紹介されている展示をすぐ見に行くことができません。

東京では両国に住んでいたので上野は自転車で行ける距離でした。にもかかわらず一度も行ったことがありません!東京に住んでいる間に一度は行くべきでした。離れてから行きたくなる、人間とはそういうものですね。

これは子供が行っても一日退屈しないのではないでしょうか?テーマパークやゲームも否定はしませんが、こういうところへ通いたい!というような子供になってほしいなと願います。

なにかの機会に東京へ行くことがあれば必ず国立科学博物館へ立ち寄ります。